1分間に思い出せる動物数はインスリン手技獲得の予想に役立つ。

論文紹介

■ 試験デザイン
TPECOに分けると下記のようになります
T 後ろ向きコホート
P 入院中にインスリン導入を始める60歳以上の2型糖尿病患者57人
E&C MMSE vs 複数の言語流暢性テスト
O 12のチェックポイントで評価されたインスリン自己注射の技術獲得予測能



■ 結果

In the present study, multivariate logistic analysis showed that the number of animal names recalled was the most reliable predictor of the ability to acquire the insulin self-injection technique within 1 week. A figure of 11 animal names predicted a successful acquisition, with a sensitivity of 73% and a specificity of 91% being observed (area under the curve 0.87, 95% confidence interval 0.76–0.97, P < 0.01).

動物の名前想起法は1分間の間に動物の名前をできるだけ多く思い出してもらう方法です。
今回の結果では1分間に11匹以上の動物名を思い出せると、高い特異度で1週間以内のインスリン手技獲得が予想されるようです。

高齢者におけるインスリン導入に関しては、習得能力が問題となります。
一般的な糖尿病教育入院の期間2~3週間程度ですが、最初の1週間で血糖値を下げて次の1週間で退院にむけた治療方法に切り替えていくという形をとることが多いです。そのため1週間でのインスリン手技獲得の予測は結構約に立つのではないかと思います。



■ 参照文献
Predicting the ability of elderly diabetes patients to acquire the insulin self-injection technique based on the number of animal names recalled