サウナ習慣があるフィンランド人は心血管イベントが少ない。

論文紹介

糖尿病関連ではないのですが、興味が惹かれたので読みました。

■ 試験デザイン
TPECOに分けると下記のようになります
T: 前向きコホート研究 観察期間20年
P: 東フィンランドの中年男性42~60歳 2315名
E&C: ベースラインのサウナ入浴頻度と入浴時間
O:心臓突然死、致死的冠動脈心疾患、致死的心血管疾患、総死亡




■ 結果

After adjustment for CVD risk factors, compared with men with 1 sauna bathing session per week, the hazard ratio of SCD was 0.78 (95% CI, 0.57-1.07) for 2 to 3 sauna bathing sessions per week and 0.37 (95% CI, 0.18-0.75) for 4 to 7 sauna bathing sessions per week (P for trend = .005). Similar associations were found with CHD, CVD, and all-cause mortality (P for trend ≤.005).

Abstractには各エンドポイントに対するaHRはのっておりませんが、本文中のtable2を参考に作成しました。これによると、サウナの入浴頻度が高い人ほど、心血管イベントは少ないようです。また、1回のサウナ入浴頻度が高いほど心血管イベントが少なく、また1回のサウナ時間が19分以上では11分未満と比較として心臓突然死が52%も低いともでております。

methodをみるとサウナセッションはサウナ室のみで、サウナ後の冷水については記載がありませんでした。
ネットで調べた範囲では、フィンランド人はサウナ後に氷水に浸かるとあるのですが、この論文でのサウナに含まれている不明だったのが少し残念です。



■ 参照文献
Laukkanen T et al., JAMA Intern Med. 2015 Apr;175(4):542-8.
PMID: 25705824


名古屋糖尿病内科クリニック 院長・糖尿病専門医 平井博之