過体重・肥満患者の高血圧は食事と減量で16.1 / 9.9 mmHgほど下がるかも。

患者さん向け情報

 

■ 試験デザイン
TPECOに分けると下記のようになります
T: 試験デザイン RCT
P: 患者背景 過体重あるいは肥満の高血圧患者
E: 介入
通常食
vs
DASH食
vs
DASH食 + 減量

C:比較
O: アウトカム
診察室での血圧
AMBP

 

■ 結果

Clinic-measured BP was reduced by 16.1/9.9 mm Hg (DASH plus weight management); 11.2/7.5 mm (DASH alone); and 3.4/3.8 mm (usual diet controls) (P < .001). A similar pattern was observed for ambulatory BP (P < .05). Greater improvement was noted for DASH plus weight management compared with DASH alone for pulse wave velocity, baroreflex sensitivity, and left ventricular mass (all P < .05).

DASH食と減量の血圧低下効果は思ったよりも大きいですよね。収縮期血圧で16.1 mmHg、拡張期血圧で9.9 mmHgの低下効果ですから、血圧が145/95ぐらい高血圧患者さんでも薬なしでの管理が可能なレベルまで低下が期待できますね。

食事療法と減量という、介入因子と介入の結果で混ぜているのは違和感ありますが、減量というのは、認知行動療法と運動療法をあわせた介入のことをいっているようです。 詳細は本文をみてください。pubmedからフリーアクセスでした。

■ 参照文献
Blumenthal JA et al., Arch Intern Med. 2010 Jan 25;170(2):126-35.
PMID: 20101007

名古屋糖尿病内科クリニック 院長・糖尿病専門医 平井博之