睡眠時間は体重増加と内蔵型肥満のリスクかも。

■ 試験デザイン

TPECOに分けると下記のようになります

T: 試験デザイン

Prospective Study

P: 患者背景

30歳から79歳まで
中国の成人

E: 介入 C:比較

睡眠時間

O: アウトカム

体重増加、内蔵型肥満

■ 結果

Average sleep duration was 7.5 hours at baseline. During 8.0 ± 0.8 years of follow-up, participants who reported sleeping ≤ 6 hours had higher risk for significant weight gain than those who slept 7 hours (multivariable-adjusted odds ratio: 1.13; 95% CI: 1.02-1.29). The association was stronger among those who were physically inactive at baseline (P = 0.04 for interaction). Short sleep duration was also associated with subsequent incident central obesity, with odds ratio of 1.13 (95% CI: 1.00-1.28), but not with incident general obesity (P = 0.31).

睡眠時間が短いとやはり体重増加しやすいようですね。 また体重を増やしやすいだけではなく内蔵型肥満にも関係するかもとのこと。

とはいえ、自分が思っていたよりも関連性は少ない印象です。 睡眠時間が短い方の中には食べなくなる群と食事量が増えていく群に分かれているのかもしれませんね。

自分が感じていたより、睡眠時間の短さと体重増加の関連が大きくないことが報告されていた興味深い論文でした。

■ 参照文献

Ning X et al., Obesity (Silver Spring). 2019 Dec 26.
PMID: 31876384

■ 当院の紹介

名古屋糖尿病内科クリニック
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名古屋中村区で糖尿病内科を開業しています。 糖尿病が専門分野で高血圧、脂質異常症などの生活習慣病が得意ですがCPAPなど他の内科も対応しています。 また外来でのインスリン導入や栄養指導が可能で、妊娠糖尿病や糖尿病合併妊娠にも対応できます。

患者さまの転居等でご紹介先をお探しの方は是非当院へ。
GLP1作動薬を使ったGLP1ダイエット外来を始めてから、メディカルダイエットや医療痩身についても興味を持っています。

名古屋糖尿病内科クリニック 院長・糖尿病専門医 平井博之