軽症の閉塞性睡眠時無呼吸症でもCPAPで生活の質が改善するかも

論文紹介等

糖尿病クリニックですが、閉塞性睡眠時無呼吸症を合併している方もいるため当院でもCPAP導入・継続が可能です。

今の保険診療ではAHIで20以上でないとCPAPは保険適応にならないのですが、AHIが20未満の軽症閉塞性睡眠時無呼吸症でもCPAPを導入すると生活の質が改善するという報告があったので紹介します。

■ 試験デザイン

TPECOに分けると下記のようになります

T: 試験デザイン

a multicentre, parallel, randomised controlled trial
非盲検化

P: 患者背景

AHI 5~15の18~80歳

E: 介入

CPAP + 睡眠カウンセリング

C:比較

睡眠カウンセリングのみ

O: アウトカム

Short Form-36 questionnaire vitality scale

■ 結果

The vitality score significantly increased with a treatment effect of a mean of 10·0 points (95% CI 7·2-12·8; p<0·0001) after 3 months of continuous positive airway pressure, compared with standard care alone (9·2 points [6·8 to 11·6] vs -0·8 points [-3·2 to 1·5]). Using the ANCOVA last-observation-carried-forward analysis, a more conservative estimate, the vitality score also significantly increased with a treatment effect of a mean of 7·5 points (95% CI 5·3 to 9·6; p<0·0001) after 3 months of continuous positive airway pressure, compared with standard care alone (7·5 points [6·0 to 9·0] vs 0·0 points [-1·5 to 1·5]). Three serious adverse events occurred (one allocated to the continuous positive airway pressure group) and all were unrelated to the intervention.

SF36というQOLの評価尺度を用いたRCTです。 この結果をみるとしっかり点数として差がでているように思います。

本試験が盲検化されていないこと、ResMedというCPAPのメーカーさんがスポンサーであることを差し引いても、一度試してみて効果を実感したら継続するという方法で試してみる価値はあると考えます。

 

いびきをかく方、熟眠感が足りない方は、簡易検査を受けてみるところから始めるのがオススメです。

当院でも対応しておりますので、よろしければ是非受診してください。

 

■ 参照文献

Lancet Respir Med. 2019 Dec 2. pii: S2213-2600(19)30402-3.
PMID: 31806413

 

■ 当院の紹介

名古屋糖尿病内科クリニック
〒450-0002
名古屋市中村区名駅3丁目22番8号 大東海ビル3階308号

名古屋中村区で糖尿病内科を開業しています。 糖尿病が専門分野で高血圧、脂質異常症などの生活習慣病が得意ですがCPAPなど他の内科も対応しています。 また外来でのインスリン導入や栄養指導が可能で、妊娠糖尿病や糖尿病合併妊娠にも対応できます。

患者さまの転居等でご紹介先をお探しの方は是非当院へ。
GLP1作動薬を使ったGLP1ダイエット外来を始めてから、メディカルダイエットや医療痩身についても興味を持っています。

 

名古屋糖尿病内科クリニック 院長・糖尿病専門医 平井博之

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