アプリによる治療効果をRCTで確認されるという時代になりました。 禁煙補助アプリのRCTが公開されていたので紹介です。
■ 試験デザイン
TPECOに分けると下記のようになります
T: 試験デザイン
RCT 単盲検試験 FAS
P: 患者背景
ニコチン依存成人
E: 介入
CASC アプリ(+ 禁煙治療薬)
コントロールとの違い
禁煙日記
禁煙指導チュートリアル
パーソナライズチャットbot
モバイルCOチェッカー
C:比較
コントロールアプリ(+ 禁煙治療薬)
O: アウトカム
禁煙継続率
医療スタッフが測定した呼気CO濃度≦10ppm
■ 結果
Regarding the primary outcome, biochemically validated CARs from weeks 9 to 24 were significantly higher in the CASC group (63.9%; 182/285) than the control (50.5%; 145/287) (odds ratio [OR], 1.73; 95% confidence interval [CI], 1.24 to 2.42, P = 0.001) (Fig. 3).
In the secondary outcomes, CARs from weeks 9 to 52 were also significantly higher in the CASC group than the control (52.3%; 149/285 vs. 41.5%; 119/287; OR 1.55; 95% CI, 1.11 to 2.16; P = 0.010).
患者背景については本文に記載がありますが、禁煙補助薬バレニクリン(商品名チャンピックス)は79%で使用されており、そこへの上乗せ作用をみています。
禁煙成功率は4~8週間がピークでそこからのドロップアウトをどのように防いでいくかが課題にようですね。
■ 参照文献
■ 当院の紹介
名古屋糖尿病内科クリニック
〒450-0002
名古屋市中村区名駅3丁目22番8号 大東海ビル3階308号
名古屋中村区で糖尿病内科を開業しています。 糖尿病が専門分野で高血圧、脂質異常症などの生活習慣病が得意ですがCPAPなど他の内科も対応しています。 また外来でのインスリン導入や栄養指導が可能で、妊娠糖尿病や糖尿病合併妊娠にも対応できます。
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GLP1作動薬を使ったGLP1ダイエット外来を始めてから、メディカルダイエットや医療痩身についても興味を持っています。
名古屋糖尿病内科クリニック 院長・糖尿病専門医 平井博之