2型糖尿病患者では味覚・嗅覚障害の有病率が高い

論文紹介等

以前から糖尿病外来をしていると、味覚や嗅覚の障害について相談されることがあって、糖尿病では味覚嗅覚障害の頻度は高いのかな?と思っていたら、有病率についての論文があったので紹介します。

■ 試験デザイン

TPECOに分けると下記のようになります

T: 試験デザイン

横断研究

E: 暴露

2型糖尿病

C:比較

健常者

O: アウトカム

味覚嗅覚障害の有無

■ 結果

We found that a higher percentage of DM2 patients showed identification impairment in salt taste (22% vs. 5%, p-value<0.0009) and smell recognition (55% vs. 27%, p-value=0.03) compared to HC. We also observed that 65% of hypertensive DM2 subjects presented smell identification impairment respect to 18% of non-hypertensive patients (p-value=0.019). Finally, patients with impairments in both taste and smell showed elevated FBG compared to patients without impairment (149.6 vs.124.3 mg/dL, p-value=0.04).

 

この報告では特に塩味の味覚障害と嗅覚障害が2型糖尿病では多いようです。

味覚障害の場合は亜鉛欠乏のことも多く、採血で亜鉛検査をするのですが低くない場合もあり、神経障害の症状なのかもしれないと個人的には考えていますがはっきりはしていないです。

味覚嗅覚障害があると味付けが濃くなるので、塩分や糖分が多くなってしまうのが課題ですね。

 

■ 参照文献

 

■ 当院の紹介

名古屋糖尿病内科クリニック
〒450-0002
名古屋市中村区名駅3丁目22番8号 大東海ビル3階308号

名古屋中村区で糖尿病内科を開業しています。 糖尿病が専門分野で高血圧、脂質異常症などの生活習慣病が得意ですがCPAPなど他の内科も対応しています。 また外来でのインスリン導入や栄養指導が可能で、妊娠糖尿病や糖尿病合併妊娠にも対応できます。

患者さまの転居等でご紹介先をお探しの方は是非当院へ。

最近ではGLP1作動薬を使ったGLP1ダイエット外来、HPVワクチンのガーダシル9(シルガード9)や帯状疱疹ワクチンであるシングリックスにも力を入れています。

 

名古屋糖尿病内科クリニック 院長・糖尿病専門医 平井博之

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