50歳以上日本人に対する帯状疱疹ワクチンの効果(マルコフモデル)

論文紹介(医療従事者向け)

新しい帯状疱疹ワクチンであるシングリックスが承認され、名古屋では帯状疱疹生ワクチンおよびシングリックスに対する助成が始まっています。

今回は50歳以上の日本人に対する帯状疱疹ワクチンの効果をマルコフモデルで計算した論文を見つけたので紹介します。

■ 試験デザイン

TPECOに分けると下記のようになります

T: 試験デザイン

A multi-cohort static Markov model
* GSKの資金援助あり

P: 患者背景

50歳以上の日本人

I: 介入

水痘生ワクチン (VVL)
or
Shingrix (RZV)

C:比較

ワクチン接種なし

O: アウトカム

帯状疱疹発症
帯状疱疹後神経痛
その他合併症

■ 結果

Vaccination with RZV was projected to prevent approximately 3.3 million HZ cases, 692,000 cases of postherpetic neuralgia (PHN), and 281,000 cases of other complications, compared with the prevention of 0.8 million HZ cases, 216,000 PHN cases, and 57,000 other complications with vaccination with VVL. The number of individuals needed to vaccinate in order to prevent one HZ case ranged from 6 to 14 using RZV (depending on age and assumed second-dose compliance) and from 21 to 138 depending on age using VVL. By preventing a higher number of HZ cases and its complications, RZV vaccination led to fewer outpatient visits and hospitalizations than vaccination with VVL.

帯状疱疹1例を予防するのに帯状疱疹生ワクチンでは21~138人接種する必要があるのに比べて、シングリックスでは6~14人と効果が大きく違うようです。

 

■ 参照文献

Dermatol Ther (Heidelb). 2018 Jun;8(2):269-284. PMID: 29680914

■ 当院の紹介

名古屋糖尿病内科クリニック
〒450-0002
名古屋市中村区名駅3丁目22番8号 大東海ビル3階308号

名古屋中村区で糖尿病内科を開業しています。 糖尿病が専門分野で高血圧、脂質異常症などの生活習慣病が得意ですがCPAPなど他の内科も対応しています。 また外来でのインスリン導入や栄養指導が可能で、妊娠糖尿病や糖尿病合併妊娠にも対応できます。

患者さまの転居等でご紹介先をお探しの方は是非当院へ。
GLP1作動薬を使ったGLP1ダイエット外来を始めてから、メディカルダイエットや医療痩身についても興味を持っています。

 

名古屋糖尿病内科クリニック 院長・糖尿病専門医 平井博之

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