日本での帯状疱疹ワクチンの費用対効果

論文紹介等

帯状疱疹ワクチンについて学習中です。

今回はICERという費用対効果を評価する論文がでていたので紹介します。

■ 試験デザイン

TPECOに分けると下記のようになります

T: 試験デザイン

マルコフモデル

P: 患者背景

65歳以上日本人

I: 介入

水痘生ワクチン1回

シングリックス2回

C:比較

ワクチンなし

O: アウトカム

費用対効果

■ 結果

At the vaccination cost ¥8000 (US$73) for 1-dose ZVL and ¥30,000 (US$273) for 2-dose RZV, ICERs ranged from ¥2,633,587/US$23,942 (age 80-84 y.o.) to ¥3,434,267 or US$31,221 (age 65-84 y.o.)/QALY gained for VVL-strategies; from ¥5,262,227 or US$47,838 (age 80-84 y.o.) to ¥6,278,557 or US$57,078/QALY gained (age 65-84 y.o.) for RZV-strategies.

シングリックスは3万円/回で計算しているので、実際はもう少しICERが高いかもしれないです。

この報告をみると、水痘生ワクチンのほうが費用対効果としては良いのかも知れませんね。

帯状疱疹をしっかり予防したい方はシングリックスで、費用対効果を求める方は水痘生ワクチンで予防するのが良いかもしれないです。

名古屋では帯状疱疹予防に水痘生ワクチン、シングリックスの両方に助成金がでるため、どちらも対費用効果はより良くなっています。

■ 参照文献

Vaccine. 2019 Jun 12;37(27):3588-3597.
PMID: 31153691

■ 当院の紹介

名古屋糖尿病内科クリニック
〒450-0002
名古屋市中村区名駅3丁目22番8号 大東海ビル3階308号

名古屋中村区で糖尿病内科を開業しています。 糖尿病が専門分野で高血圧、脂質異常症などの生活習慣病が得意ですがCPAPなど他の内科も対応しています。 また外来でのインスリン導入や栄養指導が可能で、妊娠糖尿病や糖尿病合併妊娠にも対応できます。

患者さまの転居等でご紹介先をお探しの方は是非当院へ。
最近はHPVワクチンのガーダシル9(シルガード9)や帯状疱疹ワクチンであるシングリックスにも力を入れています。

名古屋糖尿病内科クリニック 院長・糖尿病専門医 平井博之

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