4価HPVワクチン接種している方々では浸潤性子宮頸がん発症が少ない

論文紹介等

でました、4価HPVワクチン接種している方々では浸潤性子宮頸がん発症が少ないという論文です。

しかも今回は4価のワクチンでの結果なので、9価のワクチンであればさらに効果が期待できます。

■ 試験デザイン

TPECOに分けると下記のようになります

T: 試験デザイン

コホート研究

P: 患者背景

10~30歳女性
スウェーデン

E: 介入

4価HPVワクチン接種あり

C:比較

4価HPVワクチン接種なし

O: アウトカム

浸潤性子宮頸がん発生率

■ 結果

After adjustment for age at follow-up, the incidence rate ratio for the comparison of the vaccinated population with the unvaccinated population was 0.51 (95% confidence interval [CI], 0.32 to 0.82). After additional adjustment for other covariates, the incidence rate ratio was 0.37 (95% CI, 0.21 to 0.57). After adjustment for all covariates, the incidence rate ratio was 0.12 (95% CI, 0.00 to 0.34) among women who had been vaccinated before the age of 17 years and 0.47 (95% CI, 0.27 to 0.75) among women who had been vaccinated at the age of 17 to 30 years.

20~30歳の接種でも62%子宮頸がんを予防し、17歳未満では88%子宮頸がんを予防するという驚異的な数字です。

本研究の対象であるスウェーデンでは初体験平均年齢が18歳ぐらいで、日本の初体験平均年齢は20.5歳であること(文献2)、セックス頻度がスウェーデンでは年間92回、日本では45回であること(文献3)から、日本では申し少し年齢が高くでも効果が期待できるのではないかと考えます。

当院はシルガード承認前から、ガーダシル9の輸入ワクチンを取り扱っております。 自分がやってきた医療が肯定されているようで嬉しいですね。

追記
観察研究なので勇み足な表現を少し変えました。

■ 参照文献

  1. N Engl J Med 2020; 383:1340-1348
    PMID: 32997908
  2. THE FACE OF GLOBAL SEX 2012
  3. http://honkawa2.sakura.ne.jp/2318.html
    最終アクセス 2020/10/02

■ 当院の紹介

名古屋糖尿病内科クリニック
〒450-0002
名古屋市中村区名駅3丁目22番8号 大東海ビル3階308号

名古屋中村区で糖尿病内科を開業しています。 糖尿病が専門分野で高血圧、脂質異常症などの生活習慣病が得意ですがCPAPなど他の内科も対応しています。 また外来でのインスリン導入や栄養指導が可能で、妊娠糖尿病や糖尿病合併妊娠にも対応できます。

患者さまの転居等でご紹介先をお探しの方は是非当院へ。

最近ではGLP1作動薬を使ったGLP1ダイエット外来、HPVワクチンのガーダシル9(シルガード9)や帯状疱疹ワクチンであるシングリックスにも力を入れています。

名古屋糖尿病内科クリニック 院長・糖尿病専門医 平井博之

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