2型糖尿病への週1回インスリン製剤の効果は1日1回製剤に匹敵かも

論文紹介等

インスリンには基礎インスリンと追加インスリンがあり、基礎インスリンに関しては、1日1回ではなく、1週間に1回の製剤があってほしいと思っていたところ報告がでたので、紹介します。

■ 試験デザイン

TPECOに分けると下記のようになります

T: 試験デザイン

RCT

二重盲検

P: 患者背景

インスリン治療歴のない2型糖尿病患者

E: 介入

イコデック
週1回のインスリン製剤

C:比較

1日1回のグラルギン

O: アウトカム

26週間後のHbA1c変化

■ 結果

Baseline characteristics were similar in the two groups; the mean baseline glycated hemoglobin level was 8.09% in the icodec group and 7.96% in the glargine group. The estimated mean change from baseline in the glycated hemoglobin level was -1.33 percentage points in the icodec group and -1.15 percentage points in the glargine group, to estimated means of 6.69% and 6.87%, respectively, at week 26; the estimated between-group difference in the change from baseline was -0.18 percentage points (95% CI, -0.38 to 0.02, P = 0.08). The observed rates of hypoglycemia with severity of level 2 (blood glucose level, <54 mg per deciliter) or level 3 (severe cognitive impairment) were low (icodec group, 0.53 events per patient-year; glargine group, 0.46 events per patient-year; estimated rate ratio, 1.09; 95% CI, 0.45 to 2.65).

HbA1cの低下率はほぼ同程度で、低血糖発作など有害事象もグループ間に差がなく、他の副作用についても軽度とのこと。

これは期待がもてます。 週1回ならインスリン導入にも抵抗が少なくなるだろうし、自己注射が心配な方も何回かは通院して見守りという対応、あるいは介護施設でも看護師が週1回注射という形でも使える。

楽しみですね。

■ 参照文献

N Engl J Med. 2020 Sep 22.
PMID: 32960514

■ 当院の紹介

名古屋糖尿病内科クリニック
〒450-0002
名古屋市中村区名駅3丁目22番8号 大東海ビル3階308号

名古屋中村区で糖尿病内科を開業しています。 糖尿病が専門分野で高血圧、脂質異常症などの生活習慣病が得意ですがCPAPなど他の内科も対応しています。 また外来でのインスリン導入や栄養指導が可能で、妊娠糖尿病や糖尿病合併妊娠にも対応できます。

患者さまの転居等でご紹介先をお探しの方は是非当院へ。

最近ではGLP1作動薬を使ったGLP1ダイエット外来、HPVワクチンのガーダシル9(シルガード9)や帯状疱疹ワクチンであるシングリックスにも力を入れています。

 

名古屋糖尿病内科クリニック 院長・糖尿病専門医 平井博之

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