ダイエットは最初の1ヶ月での体重減少が大事かもしれない

論文紹介等

「短期間で体重を減らすとリバウンドしやすい」という俗説を否定していた論文があってので紹介します。

■ 試験デザイン

TPECOに分けると下記のようになります

T: 試験デザイン

RCTのサブ解析

P: 患者背景

中年肥満女性

E: 暴露 C:比較

介入最初の1ヶ月での体重減少率で以下に分類

  • FAST ≧.68kg/w
  • MODERATE 0.23~0.68kg/w
  • SLOW <0.23kg/w

O: アウトカム

体重変化

 

■ 結果

The FAST, MODERATE, and SLOW groups differed significantly in mean weight changes at 6 months (-13.5, -8.9, and -5.1 kg, respectively, ps < 0.001), and the FAST and SLOW groups differed significantly at 18 months (-10.9, -7.1, and -3.7 kg, respectively, ps < 0.001). No significant group differences were found in weight regain between 6 and 18 months (2.6, 1.8, and 1.3 kg, respectively, ps < 0.9). The FAST and MODERATE groups were 5.1 and 2.7 times more likely to achieve 10% weight losses at 18 months than the SLOW group.

すべてのカテゴリーである程度のリバウンドはあるものの、18ヶ月後の体重減少は最初の1ヶ月での体重減少率によって大きく変わっているようです。

今の所、短期間での体重減少が長期間の体重減少よりもリバウンドしやすいとは言い難いのではないでしょうか。

もちろんダイエットは健康面で注意しながらの低下速度に留めるべきであります。 この報告では1200kcalの摂取+運動という形で体重減少を試みています。

■ 参照文献

  1. Int J Behav Med. 2010 Sep;17(3):161-7.
    PMID: 20443094

 

■ 当院の紹介

名古屋糖尿病内科クリニック
〒450-0002
名古屋市中村区名駅3丁目22番8号 大東海ビル3階308号

名古屋中村区で糖尿病内科を開業しています。 糖尿病が専門分野で高血圧、脂質異常症などの生活習慣病が得意ですがCPAPなど他の内科も対応しています。 また外来でのインスリン導入や栄養指導が可能で、妊娠糖尿病や糖尿病合併妊娠にも対応できます。

患者さまの転居等でご紹介先をお探しの方は是非当院へ。

最近ではGLP1作動薬を使ったGLP1ダイエット外来、HPVワクチンのガーダシル9(シルガード9)や帯状疱疹ワクチンであるシングリックスにも力を入れています。

 

名古屋糖尿病内科クリニック 院長・糖尿病専門医 平井博之

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