経口セマグルチド(リベルサス)はエンパグリフロジンよりもHbA1c改善するかも

論文紹介等

経口セマグルチドとエンパグリフロジンを比較した論文をみつけたので紹介します。

■ 試験デザイン

TPECOに分けると下記のようになります

T: 試験デザイン

RCT 非盲検化 52W

P: 患者背景

メトホルミンで効果不十分な2型糖尿病患者

E: 介入

経口セマグルチド14mg

C:比較

エンパグリフロジン25mg

O: アウトカム

HbA1cと体重

■ 結果

 Oral semaglutide provided superior reductions in HbA1c versus empagliflozin at week 26 (treatment policy -1.3% vs. -0.9% [-14 vs. -9 mmol/mol], estimated treatment difference [ETD] -0.4% [95% CI -0.6, -0.3] [-5 mmol/mol (-6, -3)]; P < 0.0001). The treatment difference in HbA1c significantly favored oral semaglutide at week 26 for the trial product estimand (-1.4% vs. -0.9% [-15 vs. -9 mmol/mol], ETD -0.5% [95% CI -0.7, -0.4] [-6 mmol/mol (-7, -5)]; P < 0.0001) and at week 52 for both estimands (P < 0.0001). Superior weight loss was not confirmed at week 26 (treatment policy), but oral semaglutide was significantly better than empagliflozin at week 52 (trial product -4.7 vs. -3.8 kg; P = 0.0114). Gastrointestinal adverse events were more common with oral semaglutide.

52週間後のHbA1c変化は経口セマグルチド14mgで-1.3%、エンパグリフロジン25mgで-0.9%で、その差は-0.4%(-0.6 to -0.3)といったところです。 メトホルミンで効果不十分な患者さまに対する、追加の血糖降下薬については、経口セマグルチドにするかエンパグリフロジンにするかは今後考えるべき内容かもしれませんね。

経口セマグルチドとDPP4阻害薬との比較についてはシタグリプチンと比較した論文をこちらで紹介しています。

Abstractには体重の記載乏しかったですが、本文中には体重の変化についても記載がありました。 興味があるかたは本文へどうぞ。

■ 参照文献

  1. Rodbard HW et a., Diabetes Care. 2019 Dec;42(12):2272-2281. 
    PMID: 31530666

 

■ 当院の紹介

名古屋糖尿病内科クリニック
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名古屋中村区で糖尿病内科を開業しています。 糖尿病が専門分野で高血圧、脂質異常症などの生活習慣病が得意ですがCPAPなど他の内科も対応しています。 また外来でのインスリン導入や栄養指導が可能で、妊娠糖尿病や糖尿病合併妊娠にも対応できます。

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GLP1作動薬を使ったGLP1ダイエット外来を始めてから、メディカルダイエットや医療痩身についても興味を持っています。

 

名古屋糖尿病内科クリニック 院長・糖尿病専門医 平井博之

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